四人目マタニティー日記 本文へジャンプ

妊娠発覚
(1998)

それは風邪・中耳炎から始まった


5月の終わり頃、2女(3番目)が風邪にかかり、中耳炎となってしまった。毎日耳鼻科通いの日々が始まったのだけれど、私のほどなく風邪にかかり耳が痛くなる。私も耳鼻科で見てもらうはめに。薬をもらっていたが、その中には胃薬も入っている。胃があれやすいものも入っているのかな、といった認識しかなかった。




あれ、なんで吐き気がするの

胃薬も入っているから当然胃も悪くなるものだと思っていたが、なぜか吐き気が・・・。吐き気がするほどひどく胃が荒れるのだろうか、と思いながら「ふっ」と頭がよぎったのは「まさか」という思い・・・。「そういえば少し前になぜか胸が張った記憶があるし・・・。日にちからするとそろそろあるべきものが来てもいいはず・・・。まさか、まさか」と思いながらとりあえず薬局へ走る。妊娠検査を買ってきてさっそくテスト。




妊娠検査の結果に真っ青に

震えそうな手で早速検査。結果が出るまでがすごく長く感じる。でも結果がなかなかでない。二つのラインがでる部分があり、そのうち上の方に青い線が出た場合は妊娠していることになる。下の方は出ない。そして・・・、上の方にうっすらと青い線が。おもわず「えええええ」と心の中で叫んでる。非常勤講師の私にはその日は授業がなく、お休みという日だったので、さっそく産婦人科へ走る。




産むかやめるか

産婦人科に行くまでの車で自分に問いかける「どうする、どうする」。答えは「薬を飲んでいるから問題が少しでもあるのならおろそう!!」

混んではいなかったが、待つまで長く感じること。前の診察の人の声が聞こえる。どうやらその人も四人目で産むらしい。私は・・・・?

自分の番に。まず検査の結果をいって、中耳炎で薬を飲んでいることを告げ、耳鼻科でもらった薬の名前の一覧を先生に見てもらう。(かかっていた耳鼻科の先生はすべての薬に名前と何のための薬であるかの用紙を入れてくれている。これは今回ありがたかった)。早速問題がないかを調べる。先生の本にはなにやらABCDなどの記号がある。問題がある薬のランクか?先生の答えは「すべて問題はないです」とのこと。はりつめていた気持ちがこれで少し落ち着く。でも、薬が問題なくても産むかやめるかどうするかという気持ちはまだまだシーソー状態。そして内診室へ。




超音波の赤ちゃんの姿

超音波の赤ちゃんの写真内診で超音波をするらしい。産むのをためらいを感じているから心の中では拒否しているのだが、それは口に出せない(^^;

超音波で見ると数センチの命の姿があった。「もうこれを見たらおろすのはとてもできない」と心の中で思うのだ。体長14mmしかないけどりっぱな命だものなぁ。

予定日は私の誕生日と一日違い。ややこれより早くなるかもしれないらしい。産まない場合の選択については先生は何も言わない。家族の反対などもあることを考えて、一応産まない選択をした場合のことも聞く。その場合は7月までには決めなければならない。





主人の反応は

その夜主人に病院にいったことを告げる。主人は「あっ、そう」と簡単なもの。でも、なんとなく表情は迷惑ではなく、「そうかー」と一瞬嬉しそうに思ったのは私の気持ちがそうさせているのかな。